馬見岡綿向神社について
馬見岡綿向(うまみおかわたむき)神社(略称:綿向神社)は滋賀県日野町にある神社です。
古い街道に面した集落の中にあります。
御祭神は天穂日命(あめのほひのみこと)で、その子である武三熊大人命(たけみくまうしのみこと)や天夷鳥命(あめのひなどりのみこと)も祀られています。
いずれも出雲の地を深い関係のある神様です。
天穂日命は天照大神と須佐之男(スサノオ)命が誓約と呼ばれる占いをした際に生まれた神様のうちの一柱で、出雲を支配する大国主を説得しに行きましたが、心服して3年間高天原に戻らなかったというエピソードがあります。
最終的には大国主を祀る出雲国造家の御先祖となりました。
この神社のある日野町という地名自体が出雲にある日野から来ていると言われており、近くには出雲川という川も流れています。
この日野の地にある綿向山に545年に天穂日命を祀る祠ができたのが綿向神社の始まりとされており、796年に集落からも参拝しやすいようにと山を遥拝する形でこの神社が造られました。
以後、蒲生上郡の総社として崇敬を集め、戦国大名として有名な蒲生氏に厚く庇護されました。
さらには江戸時代に近江商人の一部である日野商人たちもこの神社を厚く崇拝し、彼らが出世したこともあって、出世開運の神として知られるようになりました。
曳山が町中を回る日野祭は滋賀県の無形文化財となっています。
馬見岡綿向神社境内写真
駐車場から神社を見たところ。
駐車場は整備はされていないものの、たくさん停められるだけのスペースがあります。
鳥居の向こうにある太鼓橋は残念ながら通れません。
由緒などが彫られた石碑。
歴史の古い神社であることがわかります。
拝殿です。
近江商人の寄進によって建てられたものです。
境内と本殿です。
敷地そのものはそれほど広くはありません。
本殿裏手には「神様に近いところなのでこちらからも祈りましょう」なんて書かれていました。
本殿横にあった猪の像。
この神社の由来となる山の上の神社(大嵩神社)は大きな猪の足跡を見つけて追いかけたところから始まっています。
摂社へと向かう道。
よく整備された庭があります。
摂社の数々。
お金や交通安全に関する神様が多かったような。
商人に厚く信仰されたからでしょうね。
当然ながら稲荷神社もありました。
開運や出世関係には欠かせない神様ですね。
境内にあった松。
この地から出世していった有名な戦国武将、蒲生氏郷は後に伊勢松阪や会津若松の領主となりますが、それらの地名にある「松」の字は、この神社の周囲にあった「若松の杜」が由来となっています。
なぜか楠木正成と息子の正行(まさつら)が最後のお別れをするシーンを再現した石像がありました。
こういう忠孝精神を大事にしてもらいたい、と有志が寄贈したものなのですかね。
馬見岡綿向神社アクセスなど
住所:滋賀県日野町村井705
・車で参拝する場合
名神八日市ICから約20分
名神蒲生スマートICから約15分
新名神甲賀土山ICから約20分
神社周辺は道を間違えると一部狭い道があるのでご注意を。
間違えなければ、車同士がすれ違える程度の広さの道ばかりで行けます。
駐車場は30台程度が停められる程度のスペースがあります(お祭りの日は除く)。
・公共交通機関利用の場合
JR近江八幡駅南口より近江バス北畑口行きにて約50分「向町」下車すぐ
近江鉄道日野駅より近江バス北畑口行きにて約20分「向町」下車すぐ
日野町自体は近江鉄道というローカル線しか走っていない町で、電車で行くと少し不便です。
行けないことはないですが、車で行くことをおすすめします。
近くには蒲生氏郷ゆかりの日野城(中野城)があります。

↓神社の公式サイト













コメント