京都市左京区の修学院にある「らぁ麺とうひち」は、ミシュランビブグルマンを7年連続で獲得し、食べログ百名店にも選ばれた京都を代表するラーメン店です。
丹波黒どりなどの地鶏を使った淡麗清湯スープと自家製麺のシンプルながらも奥深い一杯が評判。この記事では店舗情報から個人的な感想までをご紹介します。
らぁ麺とうひちってどんなお店?
「らぁ麺とうひち」は、京都を代表するラーメン店の一つです。もともとは京都市北区の大宮・玄琢エリアに立地していましたが、2022年4月に現在の修学院に移転しました。この場所は、姉妹店である「らぁ麺すぐる」の跡地です。
有名ラーメン店が揃う一乗寺からは一駅先の場所で、北山通りに面しています。
京都を中心としたラーメン好きなら必ず知られている名店で、その知名度は全国区。
食べるたびに「驚きと発見」がある、進化し続けるお店として知られています。
ミシュラン認定と食べログ百名店
「らぁ麺とうひち」はミシュランビブグルマンを7年連続で獲得しており、2024年には食べログの百名店にも選出されています。これらの受賞は、麺や出汁、トッピングへの徹底的なこだわりが評価されてのもの。京都府のラーメンデータベースでも1位にランクされるほどです。
店舗情報・アクセス
基本情報
- 住所:京都府京都市左京区山端壱町田町8-6 京福修学院マンション1F
- 最寄駅:京福電鉄修学院駅より徒歩5分
- 営業時間:昼 11:00~14:30(L.O.) / 夜 18:00~21:00(L.O.)
- 定休日:火曜日
- 駐車場:4台有
- 決済方法:現金のみ。食券方式
- 席数:カウンター席+テーブル席2卓
アクセス方法
修学院は、京都市左京区の北東部に位置する静寂に包まれた地域です。修学院駅から徒歩5分とアクセスも良好。周辺には修学院離宮などの歴史的建造物も多く、観光のついでに立ち寄ることもできます。
駐車場が4台完備されているので、車での来店も可能ですが、平日でも行列が予想される人気店のため、公共交通機関の利用をおすすめします。なお、駐車場は白川通沿いの50mほど離れたところにあります。クリニックと共用となっています。
メニュー・料金
メニュー一覧
| メニュー | 値段 |
|---|---|
| 鶏醤油らぁ麺 | 1,300円 |
| 鶏醤油つけそば | 1,700円 |
| 鶏油まぜそば | 1,100円 |
| 鶏白湯らぁ麺 | 限定(詳細は店舗確認) |
| 煮干魚介らぁ麺 | 限定(詳細は店舗確認) |
| サイドメニュー(ごはん系)有り | |
※料金は訪問時のもので、現在は物価高騰などで変わっている可能性があります。
料金は1,000円~2,000円。
基本のラーメンは1,300円前後ですが、トッピングをして特製にすると2,000円近くになります。
強気の価格帯ですが、それだけの価値がある味ですし、ミシュラン掲載店の割にはリーズナブルな価格帯かと。
鶏飯などの丼ものは500円前後です。
昼夜ともに限定10食ずつの提供となる「鶏白湯らぁ麺」や季節限定メニューもあり、何度訪問しても新しい味わいが楽しめます。
こだわりの材料と製造プロセス
スープのこだわり
「らぁ麺とうひち」の最大の特徴は、淡麗清湯スープです。
丹波黒どりや秋田比内地鶏などのガラや丸鶏を弱火で長時間煮込んで作られたスープは、美しく澄んだ見た目からは想像できないほど鶏の旨みが凝縮されています。
さらに特徴的なのは、生揚げ醤油を使用していること。
創業1787年(天明七年)という老舗醤油蔵「日本一しょうゆ」の生揚げ醤油は、一般的な醤油よりも芳香で強い旨みを持つ特別な醤油。この複雑な風味を活かした特製ダレが、スープと完璧に調和します。
自家製麺
北海道産小麦に石臼挽き小麦を合わせた自家製細ストレート麺も、このお店のもう一つの顔。特筆すべきは、麺の太さが不揃いという点。手打ち蕎麦を食べている感覚に近い、独特の食感が特徴です。
濃厚なスープに対しても負けない存在感を持ち、スープと麺の一体感を生み出す職人技が光ります。
トッピング
チャーシューは豚チャーシューと低温調理された鶏チャーシューの2種類が乗っており、異なる食感と味わいが楽しめます。
メンマは自家製で、かつお節の味が感じられるこだわりぶり。
トッピングの卓上調味料はコショウのみという潔さで、シンプルに素材の味わいを楽しむスタイルです。
実食レビュー|上品すぎてラーメンぽくない?
見た目の美しさに驚く
混雑時は先に食券を買い、外で並んで待つことになります。
順番が近くなると店員さんが食券を持って預かってくれます。
そのため、座席に着いてからの提供スピードは思ったより早かったです(5分程度だったか?)
基本の「鶏醤油らぁ麺」を注文しました。
運ばれてきたのは、本当に美しいラーメン。
透き通った清湯スープに、丁寧に盛り付けられたトッピング。
これは確かに「ラーメン」というより「京料理」の世界です。
味わい|確かに美味しいが…
スープを一口すすると、鶏の旨みと生揚げ醤油の芳醇な香りが広がります。間違いなく美味しいです。
ほのかな甘みや、スープの複雑な味わいの層が感じられます。
自家製麺もスープとの相性が完璧で、一体化した食べ心地は秀逸。
メンマやチャーシューも間違いなく一級品。
しかし、ここで率直な感想を言うと…確かに「上品すぎてラーメンぽくない」という印象を持ちました。
理由としては、以下の点が挙げられます:
- スープの清澄さ:一般的なラーメンの濃厚さやコク、あるいは豚骨系の重厚感がない。澄み切った清湯は、むしろ蕎麦出汁に近い繊細さ
- 見た目の上品さ:ビジュアルが完全に「和の調理人による一皿」という雰囲気。ラーメン店の大ぶりな食べ物感がない
- 食べ心地の静寂さ:音も立てず、音数も感じず。ラーメンの「啜り心地」の喜びが少ない
- トッピングの洗練:チャーシューもメンマも上品に整えられており、「ガツンとくる」タイプのボリュームやインパクトがない
つまり、このお店は確実に「ラーメン」の枠を超えた存在。京料理や懐石の理念で作られた、ラーメンの形をした別の食べ物と言えるでしょう。
日本人にとってラーメンというのは、気取らず、がっつくような食べ物というのが基本かと思うのですが、このラーメンはそうではないと。
それでも価値がある理由
もちろん、上品さはデメリットではありません。むしろ、毎日のラーメン通いに疲れた人、あるいは京都の食文化の奥深さを味わいたい人にとっては、最高の一杯です。
素材の味わいを引き出す職人技、季節や訪問のたびに変わる微妙な味の変化…それらは「ラーメン」というジャンルを超えた価値を持っています。
ミシュランやGOOD LUCK TRIP、食べログ百名店といった各種受賞も、単なる「ラーメン店としての評価」ではなく、「料理店としての総合的な評価」だと理解すれば、納得がいきます。
訪問のコツ
待ち時間を避けるために
人気店のため、昼夜ともに行列が予想されます。特に土日祝は待ち時間が長くなる傾向。可能であれば平日の昼間の時間帯(12:00~13:00を避ける)の訪問がおすすめです。
支払い方法の注意
決済方法は現金のみ。クレジットカードやIC決済には対応していないため、事前に現金を用意しておきましょう。
季節限定メニュー
昼夜ともに限定10食ずつの「鶏白湯らぁ麺」や季節限定メニューがあります。
公式XやInstagramで最新情報をチェックして、お目当てのメニューをゲットしましょう。
周辺観光スポット
修学院エリアには、歴史的建造物が多く点在しています。ラーメンを食べた前後に立ち寄るのも良いでしょう。
- 修学院離宮:江戸時代を代表する庭園。らぁ麺とうひちからも近い
- 比叡山延暦寺:京都屈指の歴史寺院。修学院駅からもアクセス可能
- 三千院:緑に囲まれた浄土式庭園が美しい寺院
まとめ
「らぁ麺とうひち」は、京都を代表するラーメン店です。確かに上品で、伝統的なラーメンの形とは異なるかもしれません。しかし、その上品さの中に、丹波黒どりを使った出汁、生揚げ醤油の複雑な香り、手打ち蕎麦のような食感の自家製麺…すべてが完璧に計算されているのです。
京都の食文化を代表する一杯として、一度は訪れる価値がある店。ミシュランビブグルマンの称号も、確かに納得できます。
訪問情報
営業時間:11:00~14:30(昼)/ 18:00~21:00(夜)
定休日:火曜日
アクセス:修学院駅から徒歩5分
推奨:平日の時間帯を避けた訪問







コメント